胃と腸、肝臓、胆のう、膵臓疾患を中心に診療しています。胃・大腸内視鏡検査を積極的に行なっており、ポリープ切除も行なっています。
また、エコー・CTも完備しており肝臓、胆のう、胆管、膵臓の癌を含めた疾患の検査を行なっています。
その他、肺炎、心不全など含め呼吸器疾患、循環器疾患等の入院診療も可能です。
何かありましたらいつでもご相談下さい。
下記のような疾患に対して検査・治療を行なっております。
診察室血圧で140/90mmHg 以上、あるいは家庭で測定した血圧が135/85mmHg 以上を高血圧と定義します。
血圧が高くなると血管に負担がかかり、動脈硬化の進行や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、脳卒中や腎不全など病気のリスクになります。
塩分の過剰摂取、肥満、運動不足、ストレス、喫煙といった生活習慣、加齢、遺伝的な要因などが関連しているといわれています。さらに腎実質性高血圧、腎血管性高血圧、内分泌性高血圧(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)などの疾患もありますので、きちんとした検査のうえでの診断が必要と考えます。
糖尿病ではインスリンの分泌量が減少したり、インスリンのはたらきが弱くなったりするため、血糖値が高い状態が続くようになります。この状態が長期間に及ぶと全身の血管に障害が起こるようになり、重症化すると失明・腎不全・足の切断などQOL(生活の質)を大きく低減させるような合併症や心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こすことがあります。
脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる、あるいは少なすぎる状態をいいます。
血液中の中性脂肪やLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が基準値よりも高すぎても、逆にHDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)の値が低すぎても、動脈硬化を引き起こすリスク因子になります。
血清尿酸値が7.0mg/dlを超えるものを高尿酸血症といいます。
尿酸が過剰になると体内に析出して結晶を作り、足の親指の付け根などに激烈な発赤や痛みを伴う痛風発作などを引き起こすことがあります。
ビールなどのアルコール類や魚卵・鶏卵・肉・魚類などに多く含まれるため、過剰摂取には注意が必要です。
また高尿酸血症は心筋梗塞や脳梗塞などの血管病変や慢性腎障害のリスクファクターとしても注目されていますので、高値が続く方は御相談下さい。
その他にも風邪症状や甲状腺疾患、アレルギー性鼻炎や花粉症などのアレルギー疾患、慢性副鼻腔炎(蓄膿)、急性化膿性扁桃炎などの疾患の治療も行なっておりますので、お気軽に御相談下さい。
このような症状はありませんか?
これらの症状は食道や胃、十二指腸、小腸や大腸、膵臓などに疾患が隠れている可能性もあります。
お腹の臓器には、がんなどの腫瘍に加え、潰瘍や炎症疾患など様々な病気があります。
また血便や下腹部痛などの症状を認めた場合は感染性腸炎、憩室炎/憩室出血、虚血性大腸炎などの他に潰瘍性大腸炎やクローン病などの慢性炎症性腸疾患(IBD)などの可能性あります。
当院では血液検査、内視鏡検査、腹部および腸管エコー検査やCT検査などを行ない、総合的に診断・加療を行なっております。
気になる症状がありましたら、いつでも御相談下さい。
胃や大腸は直接目で見ることができる(観察ができる)数少ない臓器であり、内視鏡検査を行なえば早期発見・早期診断が可能なことが多くあります。
当院では最新の内視鏡システム、熟練した技術と適切な鎮静剤の使用により、「できるだけ苦痛の少ない、つらくない」、「正確な診断や的確な処置が可能」な内視鏡検査を目指しております。
内視鏡システムは最新のシステム(EVIS LUCERA ELITE)を用い、胃内視鏡検査では経口内視鏡検査と同等な精度が見込まれるハイビジョン画質に対応した経鼻内視鏡(オリンパス社製 GIF-1200N)、大腸検査では大腸内視鏡スコープ(PCF-H290ZI)を用いて検査を行なっております。
精密検査が必要な際には拡大内視鏡(胃:GIF-H290Z 大腸:CF-HQ290ZI)を用いて、病変細部を詳細に観察し、質的および深達度診断を行なったうえで、内視鏡切除の適応を判断しております。
また検査終了ごとに最新の内視鏡洗浄消毒装置(OLYMPUS OER-4)を用いて完全消毒を行なっております。
大腸ポリープや早期大腸がんは内視鏡的粘膜切除術(EMR)やポリペクトミー、早期胃がんは内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などで腫瘍切除を行なっております。
経鼻内視鏡は径5mm強の細い内視鏡を鼻から挿入します。咽頭反射はほとんど起きないのでオエッとすることはありません。経鼻内視鏡は鼻の中を通るため、下記の方はご注意ください。
(利点)
嘔吐感が少なく、口からの検査がご負担であった方には有用です。
鎮静剤を使用する必要が少なく、使用しない場合はお車等で帰宅可能です。
(欠点)
抗血栓剤(血液サラサラの薬)を飲んでいる患者様や鼻出血を起こしやすい患者様、鼻の手術後の方や鼻腔の狭い方は挿入が困難な場合があります。その際は、通常の経口内視鏡に変更となります。
内視鏡の太さは9mm程度です。経鼻内視鏡よりも画質、操作性で勝っていますが、嘔吐反射や検査に御不安がある患者様には「眠っている間に検査が終了する」ように鎮静剤投与下での検査をお勧めします。
(利点)
精密検査や高度の処置に適しています。鼻腔の狭い方にも挿入が可能です。
(欠点)
嘔吐感が強くなる可能性があります。
内視鏡的粘膜切除術(Endoscopic mucosal resection:EMR)は内視鏡を用いてスネアと呼ばれる金属の輪を病変部に引っ掛け、高周波電流を流して病変を切除する処置です。
EMRは主に大腸ポリープ切除に対して行なう手技ですが、2cm以下の分化型胃がんや炎症性ポリープに対しての処置にも適しております。
早期がんに対して行われている内視鏡治療は、開腹手術に比べて患者さんへの負担も軽くできるため、従来の外科治療に代わる新しい治療法として注目されています。
内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic submucosal dissection: ESD)は2006年4月に胃・十二指腸の早期悪性腫瘍に対して保険収載となり、現在では早期食道腫瘍(2008年4月)、大腸腫瘍(2012年4月)より国が認めた保険治療として現在では標準治療として行なわれております。
ESDは2cmを超える病変でも特殊な処置具を用いて病変を一括切除し、病変の取り残しがなく根治出来る治療として広く行われている手技です。
このような症状はありませんか?
このような症状をお持ちの方は、風邪や気管支炎・肺炎以外にも、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息などの病気の可能性もあります。
特に40歳以上の喫煙歴がある方は検査を受けて頂いた方が良いかも知れません。
当院では上記診断のために胸部レントゲン検査や必要に応じて胸部CT検査なども行なっております。
このような症状はありませんか?
このような症状を感じられる方は狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、病的不整脈や心不全などを発症している可能性があります。
当院では上記診断のために、心電図検査や胸部レントゲン検査、24時間ホルター心電図検査などを行ない、必要に応じて循環器専門病院への紹介も行なっております。
当院では、高機能 80列/160スライスCT装置(Canon社製 Aquilion Lightning/Helios i Edition)を搭載しており、AI技術を用いた画像処理で80列/160スライスの高画質をさらに低被ばくで提供することができます。
当院で専門にしております消化器疾患(肝臓、膵臓、胆のうをはじめとした腹部疾患)や低線量肺がん検診などにも対応でき、より体に優しく、より正確かつ迅速に診断が可能となっております。
またX線透視装置PlessartZERO(Canon社製)を完備しており、胸部・腹部レントゲン検査、バリウム造影検査、腸閉塞チューブ留置などの処置も可能であり、広島市がん検診、特定健康診断(元気じゃ健診)の各種検査も可能です。
発熱している患者さまは別室にご案内し、なるべく他の患者さまと接触が起こらないよう配慮し、隔離診療を行っています。
院内感染防止のために病棟や待合室をはじめ、さまざまな場所に業務用空気清浄機を配置し、ウイルスの抑制対策として発熱外来には紫外線照射装置「Care222TM」を配備しております。
「Care222TM」は波長222nmの紫外線を照射することでウイルスの抑制や排除する機器でウイルスや細菌のDNA/RNA構造が破壊され、抑制や除菌をされるとのことです。波長222nmの紫外線は死んだ細胞の角質層や目の角膜で吸収されるため、日焼けや皮膚がん、白内障といった障害を引き起こすことなく、大学病院での論文からもその有用性が証明されております。
なおスタッフだけでなく、患者さまにもマスク着用やアルコール消毒をお願いしていますが、何卒ご了承ください。
胃・大腸がんは日本人においても男女問わず多い疾患です。
ただ内視鏡検査をうけることで早期発見することが出来れば、十分根治が可能な病気でもあります。
内視鏡(胃カメラ)が苦手な方には、鼻から挿入する経鼻胃カメラや鎮静剤を用いた検査を行うことも可能です。
大腸内視鏡検査は、個人差はありますが多少の苦痛を伴うことがあります。
当院では、細くて柔らかい内視鏡やお腹の張りを軽減する炭酸ガス送気装置を使用し、御希望であれば、個々に合わせた鎮静剤を併用することで出来得る限り苦痛のない、正確な内視鏡診断を受けて頂けるようにしております。
鎮静剤使用した際は眠気が残るため、お車の運転は翌朝までお控えください。
【通常観察用/胃内視鏡スコープ】極細径GIF-1200N
新型CMOSイメージセンサーを搭載し、明るく低ノイズなハイビジョン画質を実現した内視鏡です。先端外径 5.4mmで鼻からでも楽に挿入できます。
【精密検査用/胃拡大内視鏡スコープ】拡大内視鏡 GIF-H290Z
通常観察ではなく、病変が見つかったときの精密検査に使用するスコープです。
拡大観察機能付き内視鏡は、直径10mm程度の管状の先端部に配置された複数のレンズを動かすことで、対象物を拡大観察することができます。口から挿入して食道や胃を観察する内視鏡で85倍の拡大観察が可能であり、胃粘膜や腫瘍の表面構造や血管を詳細に観察できます。
【大腸内視鏡スコープ】PCF-H290ZI
先端部はφ11.7mmで細い大腸内視鏡スコープを用い、送入時の苦痛を軽減します。またハイビジョン対応の高画質で拡大倍率110倍の光学ズーム機能を搭載し、微細な血管や粘膜の表層模様までリアルに再現することで、がんなどの腫瘍性病変や炎症の精密診断が可能です。
【炭酸ガス送気装置(UCR)】
従来の大腸内視鏡検査では空気を使用していましたが、 検査後に大腸内に充満した空気の影響で、「お腹の張り」や 「痛み」などを伴うことが多くありました。当院では「炭酸ガス送気装置(UCR)」を導入しております。炭酸ガスを使用することで、検査後の苦痛を大幅に軽減することが可能となります。炭酸ガスは、空気に比べて腸管内で速やかに吸収される特性(空気のおよそ200倍)があり、検査後の苦痛軽減にお役にたつと思います。
費用 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
胃内視鏡検査のみ | 1,150円 | 3,440円 |
胃内視鏡検査+組織検査 | 2,470円 | 7,400円 |
※経口/経鼻内視鏡ともに同額です。
※上記は検査費用のみで、初再診料・診察料等は含みません。
※鎮静剤投与時には上記費用に約1,000円追加されます。
費用 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
大腸内視鏡検査のみ | 1,770円 | 5,300円 |
大腸内視鏡検査+組織検査 | 3,090円 | 9,260円 |
※上記は検査費用のみで、初再診料・診察料等は含みません。
※鎮静剤投与時には上記費用に約1,000円追加されます。
高い周波数の超音波をあて内臓の状態を調べる検査です。
主には肝臓・胆のう・膵臓・腎臓など腹部臓器の評価に用いますが、頸動脈で動脈硬化の状態を判断したり、甲状腺疾患の検査にも用いています。
また消化器専門医による腸管エコー検査も行ない、小腸や大腸の炎症疾患精査にも役立っております。
【腹部超音波検査】Canon社製Aplio 300
ハイエンド機として凝縮された技術をつぎ込まれ、質の高い検査診断をサポートする基本性能に優れた超音波装置です。多彩なアプリケーションで、胸部・表在・循環器をはじめとする、幅広い領域でもその真価を発揮します。主に肝臓・胆のう・膵臓・腎臓疾患の評価を行いますが、甲状腺疾患や頸動脈評価にも使用します。
費用 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
頸動脈エコー | 350円 | 1,050円 |
腹部エコー | 530円 | 1,590円 |
※上記は検査費用のみで、初再診料・診察料等は含みません。
X線を使って体の断面を撮影する検査で、コンピュータ処理で様々な方向からの断面画像を作成し、病気の発見や診断に有用な検査です。
【高機能 80列160スライスCT装置】Canon社製Aquilion Lightning/Helios i Edition
新たに高機能 80列/160スライスCT装置(Canon社製 Aquilion Lightning/Helios i Edition)を搭載しました。
AI技術を用いた画像処理で80列/160スライスの高画質をさらに低被ばくで提供することができます。
当院で専門にしております消化器疾患(肝臓、膵臓、胆のうをはじめとした腹部疾患)や低線量肺がん検診などにも対応でき、より体に優しく、より正確かつ迅速に診断が可能となっております。
胸やお腹の病気、腫瘍精査をご希望の方がおられましたら、ご相談下さい。
費用 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
---|---|---|---|
単純撮影 | 1,470円 | 2.940円 | 4,410円 |
造影剤撮影 | 2,410円 | 4,820円 | 7,230円 |
【X線画像装置】Canon社製PlessartZERO
X線TVシステム導入に求められる機能である寝台起倒動(立位約89°~水平位約0°~逆傾斜約-30°)を持つ寝台,診断に適した高画質,そして運用をよりスムーズに行うためのデジタル画像処理装置を提供します。
100万画素CMOSカメラを搭載し,高コントラストでダイナミックレンジの広い画像を提供します。
健康診断の胃バリウム検査や腸閉塞チューブ挿入などの際に使用します。
食道、胃、十二指腸や小腸の病気を調べるための検査です。口からバリウムを流しながら空気を注入し、臓器を膨らませた状態で粘膜にバリウムを付着させ、X線を照射し連続撮影を行ないます。
健診の胃バリウム検査や小腸造影、腸閉塞治療のためのチューブ留置などの処置も行なっております。
40歳以上の方は、お勤めでない場合も1年に1度、市町村や加入医療保険で健診補助を受けられます。
広島市在住の方は、広島市がん検診、特定健康診断(元気じゃ健診)を受けることができます。
受診時にはお住まいの区の保健センター(健康長寿課)が送付する「各種検診受診券」を必ず持参してください。
検診の種類 | 40~50歳未満 | 50~69歳 | 70歳以上 |
---|---|---|---|
胃がん検診(内視鏡検査) | ー | ¥3,300 | 無料 |
肺がん検診(X線検査) | ¥400 (X線検査のみ) ¥900 (X線検査・喀痰検査) | ¥400 (X線検査のみ) ¥900 (X線検査・喀痰検査) | 無料 |
大腸がん検診(検便2回法検査) | ¥400 | ¥400 | 無料 |
※負担金は免除になる場合もあります。詳しくは最寄りの保健センターにお問い合わせください
■対象者
ご加入保険の種類 | 自己負担金(税込) | 内容 |
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国民健康保険 | ¥500 (60歳以上は無料) |
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協会けんぽ | ¥1,810 |
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